日本の美肌温泉について

「日本人女性には美肌の人が多いよね」、と外国人の方々がよく口にします。もし、四季を問わず日本人女性たちがすべすべの肌を保ち続けている秘密が温泉にあると聞いたら、今すぐ温泉に行きたくなりませんか？場所や自然のつくりの違いにより、効能が多く変わる日本の温泉。美肌大国の日本で、その中でもトップ3に入る人気の温泉スポットをご紹介します。

温泉年間ランキングで毎年首位の座を守る熱海温泉。弱アルカリ性の源泉の湯あたりの優しさは、敏感肌の方や、肌に傷を持っている方でも気軽に利用出来るという事で、広い層の支持を得ています。保湿効果の高い塩分は美肌効果を持ち、痩身効果も熱海温泉の魅力です。熱海には四大温泉があり、熱海・伊豆湯河原・伊豆山・南熱海とそれぞれ種類の違う温泉群が並んでいます。それら全て得られる美肌効果が違うとなると、どの温泉に行こうか迷ってしまいますよね。かの徳川家康がこよなく愛した由緒ある温泉地として有名ですし、都心から新幹線を使い50分で到着することが出来るので、アクセスも素晴らしいです。魅力なのは、温泉の美肌効果の高さだけでないのです。

源泉数・湧出量ともに日本一を誇る別府温泉。阿蘇山を中心とした豊富な自然資源の恩恵を大きく受けたこの地には、美肌になるための湯めぐり場所が、数えきれないほど点在しています。湯の質は、少しとろみのある、そしてほんの少しだけ重みを感じるぬるっとしたもの。湯上りの感じが信じられない程良いと言われています。保湿効果の高さから、美肌効果は期待出来ますし、美人湯と呼ばれるほどなのですから人気であるのは疑いありません。どの温泉場所でも100％かけ流しなので常に清潔ですね。あと、あまりにも豊富な資源のため、何日かけても全く回りきれないでしょう。別府は美肌町と呼ぶべきですね。

日本三大名泉の一つである草津温泉。強い硫黄の臭いを臭い水（くさうず）と呼んでいたのがいつしか変形して草津と呼ばれたほどであるので、そのお湯の独特性は国内外問わず有名です。強い酸性水は肌の角質を溶かすため、熱海や別府と並び美肌効果はとても高いのですが、あまり入り過ぎると肌を痛めてしまうと言われています。効果の強い美容液と表現すると良いかもしれませんね。草津の温泉は自然治癒力も持つので、少しヒリヒリしてしまうかもしれませんが、肌を綺麗にしたいと言う方であれば是非入ってみるべきでしょう。ガサガサの角質を溶かし、体内の毒素を排出する。「湯治」としても、自然の美肌液としても素晴らしい温泉です。